コンテナハウスガイド【九州版】 » 知っておきたい住居用コンテナハウスの疑問 » コンテナハウスとトレーラーハウスの違いは?

コンテナハウスとトレーラーハウスの違いは?

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コンテナハウスとトレーラーハウスは、設置場所に搬入すればすぐ住むことができるイメージですが、様々な違いがあります。それぞれの費用や構造、施工の期間、耐久性、住み心地、外観、設置できる場所をまとめましたので、ぜひご参考ください。

費用目安の違い

トレーラーハウス本体は車輌として扱うか建築物になるのか、国内製か海外製か、新品か中古か、大きさや内装などにより費用に差が出ますが、一例では坪単価68万円程。ただし安価な車輌ものならば坪30~40万円程からあり、フルオーダーなどこだわると坪90万円程にもなります。

また本体のほかに固定ジャッキ9~18万円程、運搬費15〜100万円程が必須で、ライフラインの接続費、必要な設置費、車輌であれば車の税金なども必要です。

一方、コンテナ1台分の建築にかかる費用は、基礎などの土台も含めて坪50万円以上。耐用年数を考えてもトレーラーハウスが20年以上、コンテナハウスが34年~40年以上持つとされているので、コスト面では耐用年数も長いコンテナハウスのほうがお得なようです。

構造における違い

トレーラーハウスの構造は、普通の家のように2x4構造が多いです。特徴は鉄骨のシャーシ(フレーム)の上に乗っていてタイヤがついていること。随時移動できる状態で設置され、定着した土地側の電気・ガス・水道等のライフラインと接続していない場合は、車輌として扱われます。

ただエンジンがついていないため、牽引する車が必要ですが一般道路を走行することもできます。上記以外は建築基準法の適用を受けることもでき、住居や店舗など様々な用途に使用されています。

一方、コンテナハウスは重量鉄骨で骨組みが少なく、柱と梁で支える構造で、壁面を自由に開口できます。ドアや窓、換気扇なども、工場で組み込まれて設置場所に搬入されます。

施工の期間における違い

車輌としてのトレーラーハウスは、すでに完成した形で販売されていて、内装や外装を替える必要がなければ納品に時間がかかりません。一方フルオーダーの場合、注文から納品までに約3か月ほどかかることが多いです。

車輌として「随時かつ任意に移動できる構造であること」という条件があるので、ライフラインとの接続は容易で、基礎工事も不要で、必要であれば石を敷いて転圧をかけるだけです。牽引車が必要ですが、ジャッキは数時間から1日程度で設置できます。

一方コンテナハウスは前述のとおり、工場で組み立て、トラックで現場に搬入し、クレーンで吊り上げ下げして、最短1~2日あれば設置することができますが、建築物として事前に水道配管などの設置や、鉄筋とコンクリートを使う基礎工事も必要で、20フィートの大きさでおおよそ2週間ほどかかります。

耐久性における違い

トレーラーハウスは車輌として、日本トレーラーハウス協会により償却期間が4年と定義されています。一方物理的な耐用年数は、軽量鉄骨造でも木造でも差異がなく、きちんとメンテナンスをすれば15~20年以上は持つと言われています。

ただし一般的な住宅のようにしっかりとした基礎がないことや設置場所が海の近くで潮風にあたるなど、過酷な環境下の場合はさびや劣化等もありえるので、注意が必要です。またエアコンやキッチン、トイレなどの室内・住宅設備は、使用による劣化を免れないため、定期的なメンテナンスや交換が要るでしょう。

一方、コンテナハウスは骨組みに重量鉄骨が採用されていて、耐久性に優れているため法定耐用年数も34年と長くなっています。

住み心地の違い

トレーラーハウスは、生活インフラに容易に接続でき、近年では断熱材や床暖房システム、暖炉やエアコンなどを入れることも可能で、一般的な住宅と変らない設備が搭載でき、さらに内装や間取りを自由にカスタマイズすることも可能で、快適な暮らしをデザインすることができるようになっています。

ただ土台がなく、通常の住宅のような壁ではないので、外の騒音が気になる可能性があります。また広さには限界があり、ロフトは付けられますが、2階建てにはできません。

他方コンテナハウスは、骨組みが重量鉄骨で構成されていて防音性に優れています。また断熱性も持ち合わせていますが、外壁は鉄板なので直に外の熱の影響を受けたり、雨風や日差しによるダメージと結露の対策は必要です。サイズは限定されますが連結や2階建てにすることが可能です。

見た目の違い

トレーラーハウスでは基本的に既製品であるため、デザインや広さに制約がありますが、外観は色も形も窓の配置なども様々です。車輌として扱う場合、階段やポーチ、ベランダや柵など移動に支障をきたさないように設置しなければなりませんが、建築物としてならば様々なバリエーションが選べます。

また予算が許すのであればフルオーダーやリフォームをすることも可能でしょう。

片やコンテナハウスは用途や目的、外部空間に合わせたデザインが可能なことが強みで、コンテナどうしを横につなげたり縦に積み上げて広い空間を作り出すことができる点も、トレーラーハウスとの大きな違いです。

ただし、もともと貨物輸送のために使われていたため、ごつごつした外観で、四角い形がベースとなっています。

設置できる場所の違い

トレーラーハウスは構造物に車輪がついているため、牽引することができれば移動が可能で、建築物が建てられない場所、市街化調整区域にも設置することができます。ただし農地や防火地域などでは規定があるので、注意が必要です。また移動の際に気を付けたいのが大きさで、横幅が2.5mを超えるものは特殊車両通行許可が要ります。

また車輌の場合、基本的に建築基準法による届け出は不要ですが、各自治体の判断により建築物に該当する場合もあるので、行政もしくはトレーラーハウス協会へ事前に相談しましょう。

その一方、コンテナハウスも移動することは可能ですが、設置の際にクレーンで吊り上げる必要がありますし、一般住宅のように基礎を作ったり、建築確認申請をすることが必要で、簡単に移動し設置することはできません。この点がトレーラーハウスとコンテナハウスの大きな違いであると言えます。

参照元:モバイルユニット普及協会(https://trailer.moldec.net/info/blog/q-トレーラーハウスの費用はいくら必要ですか?/)

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