念願のマイホームを建てたけれど、転勤や結婚など諸事情で引っ越すことになったら、家を手放さなければなりません。住宅をそのまま別の土地に移動させるのはムリな話。コンテナハウスは移動が可能です。トラックに乗せてそのまま引っ越し先へ。売る手間も取り壊す手間も必要ないのです。
コンテナハウスを設置する土地がなければ引っ越しができません。引っ越し先に移設ができる土地があるのか事前に調べおきましょう。土地を取得したら、法規制のチェック(建築確認申請)です。建物の敷地や構造、設備などが建築基準法に適合しているのか建築確認申請を行い、指定確認検査機関のチェックに合格すればコンテナハウスを設置することができます。ただし、新築の平屋建てや延べ面積が200m2以下のコンテナハウスで、都市計画区域・準都市計画市域に含まれない場所に設置する場合、建築確認は必要ありません。建築確認申請が通らずコンテナハウスを設置できないことがないように、建築基準法に沿って施工を実施している会社を選びましょう。
関連ページ:https://www.setupcontainer-house.com/question/regulation.html
建築確認申請が通ったら、引っ越しをする前に移設先の土地を更地にすること。移設先の基礎部分の建築をしなければコンテナは設置できません。水道やガス、電気といったライフラインを引いておきましょう。どちらも移設当日までに完了できるように早めに手続きをしてください。移設日を決めるのは手続きを終えてから。トレーラーでコンテナハウス本体を移動するので、トレーラーや人員確保を行ってから日程を決めるといいでしょう。
まずは、室内の家具や荷物を運び出します。次にコンテナハウスに接続されているライフラインを取り外すことになるのですが、デッキや排気フードがついている場合は移動の際に邪魔になるのですべて外してください。ガラスやドアは養生必須です。ライフラインの撤去作業は事故を防ぐため必ず業者に依頼しましょう。
基礎部分と連結を外せば簡単に移動することができます。ラフタークレーンで基礎部分からトレーラーへと移し替え。コンテナハウスは複数のコンテナが連結されていることが多く、すべてのコンテナを外すことになります。大きな屋根がついていれば、それも外してください。コンテナはトラックに積んで移設先へ移動。移動中に落下しないようにしっかり固定してください。作業が完了したら、基礎部分は撤去して更地にします。
移設当日には基礎はできているので、運んできたコンテナを設置。コンテナハウスの行動や規模によって設置時間は異なります。取り付けが終わったらライフラインをせつぞくして、家具や荷物を運びこみます。これですべて完了です。
引っ越し先までの距離によって移動時間がかかる場合もありますが、コンテナハウスなら即日に引っ越しも可能です。基礎部分と連結を外せば簡単に移動できるのがコンテナハウスのメリット。住宅を建てる際にコンテナハウスも選択肢のひとつに入れてみてはどうでしょう。
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