さまざまなところで見られるようになったコンテナハウスですが、もちろんメリットもあればデメリットもあります。これからコンテナハウスを建てたいと考えている方は、ぜひ以下の情報に目を通しておいてください。
一般的な住宅に比べると、コンテナハウスは建築コストが比較的低め。とくに重量鉄骨造の建築物としてのコストパフォーマンスが良く、リーズナブルな価格で頑丈な重量鉄骨の住まいを作ることができます。
重量鉄骨で作られているコンテナハウスは、木造住宅よりも耐震性能が優れています。その頑丈さは地震はもちろん、耐風・大雪といった災害発生時の避難シェルターとしても注目されているほどです。
コンテナハウスは鉄でできているため、断熱性能は低いと思われがちですが、断熱施工をすれば問題なし。一般の鉄骨造りの住宅と同じレベルの断熱性能を実現できるため、どんな地域でも快適に生活できます。
コンテナハウスは積み重ねて2階建て・3階建てにしたり、組み合わせて空間を広げるなど、デザインや間取りの自由度の高さが魅力。塗装や外壁をカスタマイズすることも容易で、個性的な見栄えにアレンジすることもできます。
もともとコンテナは、貨物を輸送するために使われている鉄骨製の箱。移動のしやすさを考慮して作られているものなので、外装・内装もそのままの状態で、取り壊すことなく移設をすることができます。
コンテナハウスは、工場や加工所で製造したものを現地へ運び、設置するだけの簡単ステップ。場合によっては基礎工事を行う必要がありますが、それでも一般住宅より短い工期で済むことがほとんどです。
コンテナハウスは工場で製造したものをそのまま運搬・設置するため、運び込むためスペースが十分にないと設置ができません。また、大型のクレーンやトラックが入れる道があるか、設置のジャマになるような電線・建物等がないかの確認も必要です。
コンテナはサイズが決まっており、標準コンテナの高さは約2m60㎝と天井はやや低め。断熱材などを入れるとさらに低くなるため、圧迫感を覚えることがあります。ただし、この問題はコンテナを積み重ねることでカバーできます。
海外で作られたコンテナを海上輸送で日本に運び込む場合、その輸送費がかかります。距離によって費用は異なりますが、20フィートコンテナで6~20万円ほど、40フィートコンテナで7~30万円ほどの輸送費がかかります。ちなみに国内でコンテナを1から作製する場合は、海外輸送に比べて1.5~2倍ほどのコストがかかると言われています。
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