コンテナハウスの用途

コンテナハウスは、住居はもちろんオフィスや店舗など、さまざまな用途で活用されています。コンテナハウスの建築を検討している人に向けて、本記事ではコンテナハウスの用途について詳しく解説します。

コンテナハウスの用途

コンテナハウスの用途は実に幅広いです。以下に、代表的な用途を紹介します。

住宅

コンテナハウスは「ハウス」という呼び名通り、住宅として利用することが可能です。ただし、コンテナハウスはその素材の性質上熱がこもりやすく通気が悪いので、住宅には不向きだという考え方があります。一方で、冷暖房の気を外に逃さないので、木造住宅よりも快適だと考える人もいる様子。この点においては、実際に住んでみてどう感じるかというところが大きいです。

住宅はコンテナを運んで設置するだけなので、コンテナハウスを導入するのは時間・コストの面で負担が少ないといえます。メインの住宅として以外に、セカンドハウスにコンテナハウスを導入する人もいます。

店舗

コンテナハウスは、装飾次第でセンスあふれる店舗を作ることができるので、ショップを作る際にコンテナハウスを選ぶケースはとても多いです。塗装によって雰囲気がガラリと変わりますし、いろいろなインテリア素材とマッチします。

また、低予算で規模の大きい店舗を作ることができるのもコンテナハウスの魅力です。早急に店舗を広くしたい、新しい店舗をオープンしたいときには、コンテナハウスが活躍してくれます。

オフィス

コンテナハウスを立体型で配置してオフィスビルを建築し、賃貸を行っているところが複数あります。コンテナハウスには独特な雰囲気があり、施工によっておしゃれに演出することができるため、若い企業から人気です。

オフィスビルとしてでなくても、ひとつのコンテナをコンテナハウスにして、オフィスとして利用している企業もあります。事業が軌道に乗ったらコンテナハウスを増やせばオフィスを手軽に大きくできる点は、コンテナハウスのメリットのひとつです。

イベントスペース

例えばフードイベントの場合、コンテナハウスをコの字に配置して、それぞれにお店を出典します。コの字の真ん中にはテーブルや椅子をおいてイートスペースにすれば、低コストかつ手軽に大規模なフードイベントを行うことが可能です。手軽に設置できるのがコンテナハウスの大きなメリットなので、イベントスペースにぴったりです。

アスレチックスペース

兵庫県神戸市には、コンテナハウスを活用したアスレチックスペースがあります。コンテナハウスの周りには思い切り体を動かせるアスレチック設備を、室内にはまた違った遊び場を用意して、五感をフルに使った遊びを楽しめる施設です。コンテナハウスはこうした設備も手軽に導入できます。

倉庫

スピーディーかつ手軽に設置できるコンテナハウスは、倉庫としての利用にも適しています。配線などあらかじめ設置した上で、トラックで運べばすぐに倉庫としての利用が可能。耐久性が高く自由にレイアウトできるので、実際にコンテナハウスを倉庫として活用しているサービスがたくさんあります。

コンテナハウスを建てるエリアの用途地域に注意

コンテナハウスには「用途地域」が定められていて、第一種低層住居専用地域にはコンテナハウスを建てることができません。（※住居として任意に移動できないよう設計されていれば、その限りではありません）

また、都市計画地域。準都市計画地域以外であれば、延べ面積が200㎡以下の平屋として利用する場合には建築確認は不要ですが、それより大きい場合は確認申請の手続きが必要になります。そのほかにも、状況に応じて防火関連の建築確認が必要な地域がありますので、建築する地域の要件を確認した上でコンテナハウスを建てましょう。

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