コンテナハウスガイド【九州版】 » 知っておきたい住居用コンテナハウスの疑問 » コンテナハウスとユニットハウスの違いは?

コンテナハウスとユニットハウスの違いは?

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一般にコンテナハウスはユニットハウスのカテゴリーの中に入りますが、両者とも部材を工場で生産し組み立てて、設置場所に運ぶ建築物で、安価に短期間で様々な場所に設置できることが魅力です。しかし素材や構造、耐久性や住居環境、外観などに違いがあるのでご紹介します。

費用目安の違い

コンテナハウスもユニットハウスも工場で一律生産される部分が多いため、人件費等の節約になっていますが、構造の違いから費用と耐用年数に差が出ます。

コンテナハウス自体は、重量鉄骨を使用しており、比較的コストがかからないのですが、基礎などの土台を含めると1台で総工費が500万円以上になることも。おおよそ坪50万円以上で、木造の建物よりやや高いか同じぐらいの価格帯です。

ただし耐用年数を考えるとコンテナハウスは34年、木造建築の22年で、単純なコスト計算ではコンテナハウスのほうがお得と言えます。

一方でユニットハウスは、8坪サイズで総工費は数百万円程度で、坪数十万円ほどになります。木造の建物よりやや値段が安いか同じぐらいの価格です。ユニットハウスの壁は基本的に出来合いのものをはめ込む形になっているため、デザインは既にある規格のものに限定されてしまいますが、その分価格が抑えめになっています。

構造における違い

構造の違いを比較すると、コンテナハウスは重量鉄骨であり、ユニットハウスは軽量鉄骨です。鉄骨の太さが異なり、重量鉄骨は6mm以上あるものとされ、一方軽量鉄骨は6mm未満のものと規定されています。

またコンテナハウスとユニットハウスには骨組みの違いが見られます。重量鉄骨は軽量鉄骨より建物を支える力が強いため、コンテナハウスのほうがユニットハウスよりも骨組みが少なくてすみ、柱と梁で支える構造になっています。したがって壁面を自由に開口することができるため、自由度が増します。骨組みを考慮しなくてよいので、ドアや窓も自由に設置でき、希望の間取りにすることが可能というわけです。

ただし追加工事が必要になり、オプション料金が発生することがありますので事前に確認しましょう。

ユニットハウスもフレームを鉄骨で組み立てる「ラーメン構造」になっているため、木造住宅よりもはるかに耐震性に優れています。ただしユニットハウスははめ込み式で、規格以外のデザインをすることは難しく、窓やドアは1枚ごととにしかずらすことができないので、デザイン性を求める方には向かないと言えるでしょう。

施工の期間における違い

施工期間はコンテナハウスとユニットハウスに大きな差異はありませんが、設置するのに時間がかからないことが特徴と言えます。一般的な住宅や間違えられることが多いプレハブのように、現地で一から組み立てて作り上げるのではなく、コンテナハウスもユニットハウスも構造体まで8割以上を工場で組み立ててから、トラックで現場に運ぶだけです。

残りの2割程度を職人が仕上げますが、彼らの腕に左右されることは少なく、品質に差が出づらいというメリットもあります。

さらに天候にもそれほど左右されないので、最短で1~2日あれば設置が完了してしまうことも魅力の一つと言えるでしょう。

ただし設置場所の基礎工事を事前に終わらせておく必要はあるので、その点は注意するようにしましょう。

耐久性における違い

比較すると、耐久性はコンテナハウスの方が強いと言えます。前述の構造の違いでも見たように、鉄骨の太さが異なっていて、コンテナハウスは6mm以上の重量鉄骨であり、ユニットハウスは6mm未満の軽量鉄骨が使用されていることに加え、骨組みも重量鉄骨のほうが建物を支える力が強いです。

さらに財務省が定めた資産ごとの耐用年数である「法定耐用年数」を見ると、重量鉄骨と軽量鉄骨ではこの法定耐用年数に違いがあります。重量鉄骨を用いたコンテナハウスの法定耐用年数は34年と定められている一方、軽量鉄骨のユニットハウスは、その鉄骨の厚みにより耐用年数が分けられており、鉄骨の厚みが3mm以下のものであれば法定耐用年数は19年、4mm以上のものであれば27年となっています。

耐久性に違いがあるものの、コンテナハウスもユニットハウスもその構造上、耐震性、耐火性に優れている点がメリットと言えます。

住み心地の違い

両者とも木造住宅と比較してよく「夏熱く、冬寒い」と言われますが、しっかりと断熱対策を行えば快適に住むことも可能です。

ただしコンテナハウスとユニットハウスとでは、鉄骨の厚さから居住性能に違いが見られます。つまり鉄骨の厚みが断熱性の違いとして実感されるということです。重量鉄骨を使ったコンテナハウスのほうが、軽量鉄骨のユニットハウスよりも断熱性や防音性に長けていて、光熱費を抑えられ、室内で落ち着いて静かに暮らせると言えます。

また構造上、コンテナハウスは重量鉄骨のため、軽量鉄筋のユニットハウスよりも骨組みが少なく、設計に応じて自由にドアや窓などの開口部を作ることができ、心地よい風の通りや採光、動線を作ることが可能になり、快適な暮らしが実現できます。ユニットハウスは、はめ込み型の窓やドアのため、1枚ごととにしかずらすことができません。

見た目の違い

コンテナハウスとユニットハウスは、製造方法も似ており、四角い形で連結したり積み上げたりすることが可能ですが、起源や骨組みが違うため、外観にも差が出ます。

コンテナハウスは、もともと貨物用のコンテナのようなごつごつした外観をしていますが、ユニットハウスは平面の壁が多いです。またコンテナハウスは重量鉄骨を使用しているため、骨組が比較的少なくてよく、壁を含め自由度が高く、ドアや窓の位置を希望通りに配置することができます。

また色のオプションも多く、一般的な住宅ではできないような赤やピンク、オレンジなど、オブジェのようにおしゃれな建物として仕上げることができるので、ポップなカラーの目を引く店舗として利用されることも多いです。一方でユニットハウスの壁には基本的にあまりバリエーションがありません。デザインは規格通りであり、あらかじめ用意されている物を取り付けるはめ込み式です。ただし自由度が低い分、費用は抑えられます。

設置できる場所の違い

コンテナハウスもユニットハウスも、建築物を工場で8割程度組み立ててからトラックで運ぶため、高さには制限が出てきます。2.7mがその一般的な基準で、大型トラックが入れる道幅やスペースがない場所には、コンテナハウスもユニットハウスも搬入・設置することができません。

さらに1つのユニットのスペースにも制限があり、大きな部屋を造るのには向いていません。ユニットを追加して全体の面積を増やすこともできますが、その場合1フロアを広くするために、設置したあとで壁を取り外すといった追加の工程が必要です。

コンテナハウスもユニットハウスも引っ越しする場合に、移設が容易なことがメリットと言えます。搬入時と同様、組み立てたまま他の場所に運べるので、設置作業の人件費も少なくローコストであり、海外転勤でも海上輸送が可能です。

さらに塩害対策や定期的なメンテナンスを行うことで、雨風にも強く、豪雪地帯でなければ積雪にも耐えられるため、様々な地域に設置することが可能です。

参照元:ナカゴミ建設(https://nakagomik.com/kontena-taikyu/)

参照元:コンテナワークス(https://containerworks.jp/how-to-use/unithouse.html)

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