コンテナハウスは基本的に屋根のない屋外に設置されます。そのため、日常的に風雨にさらされるので、長く使っていくため、さらに中の荷物を守るためには適切な修理が欠かせません。ここでは、コンテナハウスの修理についてさまざまな情報を見ていきましょう。
コンテナハウスの代表的な修理内容が錆や再塗装です。コンテナは金属製である以上、特に大きな風雨によるダメージがなくても経年劣化による錆の侵食や塗装の剥がれが起こります。錆や塗装の剥がれの放置は、コンテナの外壁の強度が失われる典型的な原因です。コンテナの壁の強度が失われれば、最終的にはコンテナに穴が空いてしまったり、ハンドルなどの鉄部分が破損してしまったりする危険があるのです。
コンテナハウスの錆や塗装の剥がれに対しては、スクレッパーやカップブラシなどによる錆部分の剥離および再塗装が行われます。
コンテナハウスは頑丈な作りをしていますが、落下物などで衝撃を受けるとフレームが歪んでしまうことがあります。こうした状態だとコンテナの強度が失われたり内部の荷物が破損してしまったりする恐れがあるので、早急な修理が必要です。
コンテナハウスの天井梁が歪んでいる場合には、歪みの修正を行います。また、コンテナを支える部品が紛失している場合には、リプレイスが必要になることもあります。
コンテナの中には、「マリンドア」と呼ばれるタイプのドアが設置されているものがあります。マリンドアとは、大型トラックなどに設置されている分厚いドアのことで、非常に高い気密性を持つのが特徴です。ハンドルラッチやドアストッパーなどが着いているので、コンテナをしっかりと密閉することができる反面、これらのドアの開閉機構が老朽化や錆などで破損すると、ドアの開閉ができなくなるので危険です。
ドア周りの修理は、主に部品交換や再溶接が行われます。開閉ができなくなるような大きな破損がなくても、ドアに隙間があると雨風が入り込んでしまうので気をつけましょう。
コンテナの雨漏りはさまざまなトラブルの引き金になります。その代表的なものが耐久性の低下です。雨漏りによってコンテナの構造材の内部に大量の水分が染み込むと、木材部分は腐食し、金属部分は錆びてしまいます。そうした状態が続くとコンテナの耐久性は次第に低下していき、破損の危険性が出てくるのです。もちろん、コンテナ自体だけでなくその中の荷物にも被害が及ぶので、雨漏りが見られたら早急に対処しましょう。
雨漏りによるコンテナ内への水分の侵入は、カビやシミの原因にもなります。カビやシミができると、外見も汚れが目立つようになりますし、コンテナのような狭い空間でカビの胞子が放出されると健康被害が出る場合もあります。また、水分が染み込むと塗装の浮きや剥がれも起きるので注意しましょう。
雨漏りが引き起こすもっとも危険な事故とも言えるのが漏電です。特にコンテナハウスを事務所や作業書として用いている場合には空調や照明器具を使用していることが多いでしょう、そのため、漏電は停電を引き起こすので危険です。また、コンテナハウスの中でパソコン作業などを行っている場合、頻繁な停電はデータの破損や損失といったトラブルが考えられます。
雨漏りは、コンテナ自体だけでなく中の保管物にも被害をもたらすことがあります。中の設備や商品が濡れてしまうと商品価値が失われてしまいます。また、電化製品が濡れてしまうと漏電による機能不全やパソコンなどのデータ喪失などにもつながるので注意しましょう。
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引用元:アーススマート公式HP(https://www.earthsmart.jp/jisseki/jisseki012.html)
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