コンテナハウスで快適に暮らすためには、ライフラインのひとつであるガス設備を整える必要があります。ここではコンテナハウスにガスを引く方法や費用について解説するので、ぜひ参考にしてください。
コンテナハウスにガスを引くには、専門業者に依頼しなくてはいけません。コンテナハウスを建てる立地によっては、ガス配管を長くする必要があるケースもあります。配管の長さによって費用が異なるため、しっかり業者と打ち合わせをしておきましょう。
コンテナハウスはプロパンガス・都市ガスどちらでも施工できます。
プロパンガスは大掛かりな工事を必要とせず、さらに災害に強い特徴があります。災害が起きても即座に復旧することができ、導入時に工事費用が掛からないのも大きなメリットです。2011年に起きた東日本大震災の被災した3件のライフラインの全面復旧までの日数を見てみると、プロパンガスは41日で復旧できたというデータがあります。都市ガスは53日、電力は99日の日数がかかってしまっているのです。このデータから、プロパンガスは災害に強いエネルギーといえます。導入時の工事費用を含む初期費用は、毎月のガス利用料金に上乗せさせられます。
またプロパンガスは酸性雨の原因となる硫黄酸化物の排出がほとんどないため、地球温暖化の原因となる二酸化炭素の排出量が少なく、地球にとても優しいクリーンなエネルギーです。オゾン層の破壊につながる特定フロンに代わる物質として、多くの分野でエアゾール用にプロパンガスが使用されている現状があります。環境に気を遣いたい人はプロパンガスを検討してみるとよいでしょう。
ただしプロパンガスは都市ガスと比較してガス料金がやや高めなため、ガス代を節約したい人には不向きです。またガス会社が自由にガスの使用料金を設定できるため、会社によって料金が異なります。
都市ガスはプロパンガスと比べて、ガス料金が比較的リーズナブルです。年間ガス使用料は各ガス会社であまり差額が大きくありません。また地中の導管を通してガスを引くため、設置スペースを用意する必要がないのも大きなメリットです。
ただし災害時にガス管が破裂してしまうと、復旧までに時間がかかるのが難点。エリアごとにガス管を検査するため、点検・工事が大掛かりになってしまうためです。また初期費用が高いのもデメリットに挙げられます。プロパンガスは家の近くにガスボンベを設置するだけで良いため初期費用が安く抑えられますが、都市ガスは家の地学にガス導管が引き込まれていないと何十万もの工事費用がかかってしまいます。
都市ガスは初期費用が高くても毎月の費用を安く抑えることが出来るので、長い目でトータル的に見ると料金の安いガス設備となります。
ガス引き込みの工事にかかる費用は10~15万円程度です。プロパンガスか都市ガスかによって費用が異なります。
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