低予算で建設できるコンテナハウスには、自由度が高くデザインしやすいというメリットがあります。では、コンテナハウスはDIYで改造できるのでしょうか。こちらでは、九州エリアでコンテナハウスをDIYする際の道具や費用についてご紹介しています。
コンテナハウスをDIYするためには、それに必要な道具を揃えておく必要があります。それではまず、必要な道具7選からご紹介していきましょう。
メジャーは物を測る道具で、DIYに役立ちます。とはいえ、一般家庭にあるような細くて短いメジャーはDIYに向きませんので、DIY向きのメジャーを用意しておくことをおすすめします。なお、メジャーには数多くの種類がありますが、DIY用として用意するなら、金属製で5m程度の長さがあるタイプがおすすめです。
ジグソーとは電気ノコギリをいい、DIYに欠かせない道具のひとつです。もちろん、手動のノコギリでも素材を切断することはできますが、この場合、ジグソーよりも時間や労力がかかります。しかし、DIYをするなら、なるべくスピーディーに仕上げたいですよね?そのようなときに便利なのがジグソーなのです。
DIYにつきものなのは、ネジを取り付けたり外したりする作業です。これもまた、手動のドライバーでも行えますが、電動ドライバーを使用すれば、主導のドライバーよりもスピーディーにネジ付けたり外したりできます。
接着剤などを使用した際には、接着剤が完全に乾くまで固定しておく必要があり、その作業の役立つのがクランプです。なお、クランプはDIYを行う中で同時に多用する可能性がありますので、できれば複数用意しておくことをおすすめします。
木材の表面を研磨する際に使用する道具です。たとえば、木材で作ったテーブルなどは、角がそのままでは怪我をするリスクがありますし、何といっても見た目がイマイチです。そして、サンダーできれいに角をとることで、そのようなトラブルを回避できるのです。
テーブルやチェアを製作する際に注意しなければならないのは、左右の高さが同じになっているかどうかという点です。しかし、目視でこれを確認するのはなかなか大変ですよね?そのようなときには水平器を上手に活用しましょう。それにより、左右の高さのバランスが整った家具を製作できます。
釘を打ち付けるのに必要な道具です。大きな部分は電動ドライバーを使えますが、狭い場所に細い釘を打つ際などでは、手動のハンマーが必要になりますので、こちらも用意しておくと便利です。
それでは、コンテナハウスのDIYにかかる費用について見ていきましょう。
まず必要になるのが、DIYを行うためのコンテナハウスです。コンテナハウスの価格は大きさや取扱いメーカーによって差が生じますが、あまり予算をかけられないなら中古コンテナハウスを購入するというのもひとつの方法でしょう。目安としては、新品のコンテナハウスの場合では、5畳で60万円前後、9畳では90万円前後となっていますので、ぜひ参考にしてください。なお、こちらでご紹介しているのはコンテナハウスのみの価格になっていますので、この点には注意してくださいね。
土地代は、エリアや広さによって価格が大きく変動します。とはいえ、コンテナハウスを設置する土地がなければ話が先に進みません。コンテナハウスはそれほど広い土地は必要ありませんが、20フィートの小さなコンテナでも4.5坪は必要ですので、最低でもこの広さの土地は確保しておく必要があります。なお、土地の価格は時期によって変動することがありますので、気になる土地を見つけたなら、早めに購入しておくと良いでしょう。
木造の一般住宅とは異なり、コンテナハウスはその場で建設するものではなく、工場で製造してから現場に運び込まれます。つまり、そのための運送費が必要になるということですね。また、コンテナハウスは重量鉄骨製であるため、トラックなら10t以上の大きさが必要になります。ただし、これは小さめサイズのコンテナハウスを運送する際の目安で、大きなコンテナハウスの場合ではトレーラーが必要になることもあります。さらに、コンテナハウスを設置するためのフォークリフトなども必要になりますので、こちらもあわせて予算を組んでおきましょう。
コンテナハウスを設置するためには、あらかじめ基礎工事を行っておく必要があります。基礎工事というのは、建物の安定感を増すために行われるもので、地盤と建物をつなげ、経年とともに建物の一部が沈むなどのトラブルを防ぐことができるのです。さらに、地震などの災害時の対策にも役立ちます。なお、基礎工事の費用については、土地の広さや施工業者によって異なりますので、まずはお近くの業者に相談して費用を確認してみると良いでしょう。
以下では、DIYで注意すべき点をまとめてありますので、実際にDIYに着手する前に確認しておいてください。
テーブルやチェアなどをDIYで製作する上で重要なことは、それらが床に対して水平になっているか否かの確認です。特にテーブルが水平になっていない場合では、物を置いても安定せず、左右のいずれかから転がり落ちるなどのトラブルが起こることがあります。しかし、せっかくDIYで製作した家具が失敗作になってしまったら残念ですよね。水平器を紹介したように、家具などを製作する際にはこの道具を上手に活用し、水平な家具作りを目指しましょう。
基礎工事についてご紹介しましたが、この工事は建築基準法という法律で定められていますので、必ず行う必要があります。コンテナハウスはただその場にコンテナを置くのではなく、その土地の建築物とみなされて建築基準法が適用されるからです。つまり、コンテナハウスを使用するためには、建築確認法申請を行い、申請に合格しておく必要があるということ。申請は、各都道府県の主事または指定の確認検査機関によって行われますので、まずは自治体に問い合わせてみることをおすすめします。
コンテナハウスはさまざまな用途で使用できますが、いかなる場合でもライフラインの確保は必須です。水道、ガス、電気の開通にはそれぞれに工事が必要になりますので、水道、ガス、電力会社に連絡して、開通のための工事を依頼しましょう。
ガスは地域によって都市ガスではなく、プロパンガスの場合もありますので、この点についても忘れずに確認しておきましょう。なお、コンテナハウスでは太陽光発電によるガスの利用も可能ですよ。
コンテナハウスの設置が初めてだと、とにかくわからないことだらけで困惑します。そのようなときには、1人で考え込むのではなく、専門の業者に相談するというのもひとつの方法でしょう。それにより、コンテナハウスの設置をよりスムーズに行えるはずですよ。
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