コンテナハウスのメンテナンス時期や方法は？

一般的な住宅と同じで、コンテナハウスもメンテナンスを行わなければ長く快適に住み続けることはできません。しっかりとメンテナンスさえすれば、見た目の美しさを保ったまま快適に住み続けることも可能でしょう。ここではコンテナンスハウスのメンテナンスの時期や方法などを紹介します。

コンテナハウスにメンテナンスは必要？

一般的な住宅も長く住むことで、経年劣化が起こり、どこかに不備をきたしてしまいます。もし劣化がおきた箇所をメンテナンスしなければ、さらに状態を悪化させてしまい、安心して暮らせない環境になる場合も。コンテナハウスも一般住宅と同じで、必ずメンテナンスが必要です。メンテナンスを怠れば、さまざまな問題を引き起こしてしまい、快適な生活が出来なくなってしまうでしょう。

主なメンテナンス方法

コンテナハウスのメンテナンス方法を具体的に紹介していきます。コンテナハウスを住むにあたって、メンテナンス方法を把握しておきましょう。

サビ対策

コンテナハウスは鉄で作られているため、サビが一番の問題です。基本的には施工する際に外壁部分に防サビ塗装を施してもらいます。ただ防サビ塗装を行ったとしても、徐々にサビが出てきてしまうのは避けられないでしょう。少しでもサビの範囲が小さいうちに対策を講じることが大切です。定期的にチェックを行い、サビがないかどうかチェックしましょう。

防サビ塗装の塗料は平均して耐用年数が3年から5年程度なので、3年程度経ったタイミングで、コンテナハウス全体をチェックすることが重要になってきます。一度発生すると、サビはすぐに広がってしまい、塗装だけで対応することが難しくなってしまうでしょう。塗装だけで対応できる初期の段階でサビを発見・対処をするのが最善といえます。

シーリング

シーリングは気密性を高めるために行う工事のことで、隙間から雨水が侵入するのを防ぐなどの効果も期待できます。コンテナハウスの場合、窓ガラスやドア、エアコン部分が劣化しやすい主な箇所なので、施工する際に重点的にシーリングを行うことが重要です。ただ一度だけシーリングを充填すればいいという訳ではありません。様々な状況でメンテナンスの時期は異なりますが、5年に1度のペースでシーリング充填を行うケースが多いようです。定期的にシーリングの重点を行えば、コンテナハウスの強度もキープしやすくなるでしょう。

雨漏り対策

雨漏り対策を怠れば、すぐにメンテナンスハウスも劣化してしまうでしょう。雨漏りは住宅を劣化させる大敵です。コンテナハウスも一般の家と同じように雨漏りの対策、メンテナンスが必要です。

コンテナハウスの雨漏りは、水平の屋根部分から現れるとは限りません。住宅用に建築されたコンテナハウスでは屋根ではなく、ドアや窓などの開口部の方が雨漏りのリスクが高いでしょう。そのため開口部に重点的に雨水の侵入を予防するコーキングを行う必要があります。

コーキングの寿命は、おおよそ10年前後です。ただ10年経過せずに、隙間が出来ている、ひび割れがある場合にはメンテナンスを行うサインです。メンテナンスや修繕を行える業者にコーキングの依頼を行うと良いでしょう。

シロアリ対策

コンテナハウスだからといって、シロアリ問題が無関係になる訳ではありません。柔らかな断熱材の部分がシロアリの通り道になってしまい、被害を受ける可能性が高いのです。またシロアリは配管周りなどからコンテナハウスに侵入するケースが多いため、コンテナハウスを設置する際に配管の周りにステンレスのメッシュなどを敷き詰める方法も検討してください。シロアリの専門業者に対策法などを相談することも大切です。

メンテナンスを行う目安は？

コンテナハウスでもメンテナンスは重要です。それぞれの対策ごとにメンテナンスを行う目安を紹介していきます。

サビ対策は3～5年に一度

一般的に販売されている防サビ塗装で使用される塗料の寿命は3～5年程度です。ただ状況によっては、それより前にサビが発生することもあるでしょう。住宅の周りを定期的にチェックし、少しでもサビがあれば防サビ塗装を検討するようにしてください。サビは広がりやすく、サビが進行してしまえば塗装だけでは対処できません。放置した結果、メンテナンス・修繕費用が高額になってしまう可能性もあるので要注意です。

塗装は10年に一度

日焼けなどによって、色むらが出来てしまう場合があります。また海の近くに建つようなコンテナハウスだと、毎日のように潮風に晒されてしまうため劣化も早くなってしまうでしょう。部分的に塗り直すという方法もありますが、どうしても塗り直した部分とそうでない部分の色むらが出てしまい、逆に目立つことも。状況によって異なりますが、10年に一度は全て塗装を塗り替えることを検討したほうが良いかもしれません。

シーリングは5年の一度

コンテナハウスの立地などによって、メンテナンスを行う期間は変わってきます。一般的に5年に一度の頻度でシーリングの充填を行った方が良いでしょう。シーリングを怠ってしまえば、隙間から雨水が侵入してしまい、コンテナハウスを劣化させてしまいます。住宅を快適に保つためにも欠かさずにメンテナンスを行ってください。